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2010年2月 5日 (金)

いざこざ 第三話

神の御加護か?その電話によって、事態は収束に向かった。

まわりの好い人そうな仲間が

「もういいから行っていいよ。」と僕の背中を押した。

僕とABは、深く陳謝してその場を去った。

最後の最後まで逆上した男はAに罵声を浴びせ続けていた・・・。

 

しばらくすると、2人乗りの後ろに乗っていたC

ひょっこり現れ出て、一部始終を見ていたらしく

「平馬さんが来なかったら大変なことになっていましたよ」と

呑気に言った。一体、お前は何処に行っていたんだ!

AのためにBは土下座までしているというのに・・・。

もう、とっくに大変なことになってるってば!

 

警察を呼びに行ったはずのYちゃんはというと、

慌てふためき交番を探したものの見つからず終(じま)いで、

電話しても繋がらなかったと言って戻ってきた。

発信履歴を見たら100番だった・・・。

OHNO! あのね-。お巡りさんは、110番だっつーの!

余っ程、焦っていたんだろう。

でもね-、繋がらないはずないってば!

 

それから、人を轢いたというから

前輪がぶつかった程度だと思いきや

何と、物の見事にニケツの自転車は、

前輪と後輪で胴体を乗り越えたらしい。

ありえない。

1人ならまだしも2人分の体重で・・・。

そりゃあ、あっちも怒るって。

怖いお兄さん達の怒り様も分からないでもない。

やれやれ。

 

何はともあれ、暴力事件に発展しないで済んで

よかった、よかった。

帰り道、184cmの大きなガタイに生んでくれた母親に感謝した

あちらサイドも、学生を相手にしていると思ったら、

僕みたいなのが出てきたので面を食らったことだろう。

ジャージ姿に、黒の革ジャンを羽織り、

無精髭を多く生やした40前の僕は、

どこからどう見ても怖くて悪そうだったに違いない・・・。

おしまい

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