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2010年2月

2010年2月26日 (金)

『BEST SHOT(ベストショット)を打つために・・・』・PartⅢ

前回の続きです。

 

師、曰く

 

『朝右衛門はコンマ数秒で終了する太刀の切り下ろしを

まず指の四工程に割り、その各工程をまた経文(きょうもん)の

四文字に割り当て、全体を十六のセグメントに割っているのです。

これはつまり、百分の一秒レベルで身体操作を微調整できている

ということです。「ちょっと『常』のところが伸び気味だから、

『是』を気持ち早めに」というようなコントロールができる

ということです。それだけ細かく身体が割れていないと

時間は操作できない。』

 

僕も「首斬り朝右衛門」に及ばずとも、もっと肌理(きめ)細かく

身体を使えるように精進したい。

これからも『運動連鎖(キネティック・チェーン)』の

鎖(くさり)の数を益々、増やしたいと切に願う・・・。

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2010年2月25日 (木)

『BEST SHOT(ベストショット)を打つために・・・』・PartⅡ

『BEST SHOT(ベストショット)を打つために・・・』の続編です。

僕がコート上でプレーしていて、

いつも気に掛けていることといえば

「どうしたらもっと身体を割れるだろうか?」ということ。

これに尽きる。

師匠の言葉を借りれば、「肌理(きめ)細かく身体を使う」には

どうしたらいいか?ということだ。

そのこと(肌理の細かい身体操作)について師匠が

深い話を挙げていたので紹介します。

 

『「首斬り朝右衛門」として知られる八代山田朝右衛門吉亮は、

明治になって斬首刑がなくなるまでその任にあたり

生涯に三百余人の首を斬った人です。その朝右衛門が

晩年に述懐して、首斬りの極意についてこう語っています。

「コレは今まで誰にも口外しませんでしたが、この時

涅槃経(こんにゃくきょう)の四句を心の中(うち)で

誦(よ)むのです。第一柄に手をかけ、

右手の人差し指を下(おろ)す時『諸行無常』

中指を下ろす時『是生滅法(ぜしょうめっぽう)』

無名(くすり)指を下ろす時『生滅滅已(しょうめつめつい)』

小指を下ろすが早いか『寂滅為楽(じゃくめついらく)』

という途端に首が落ちるんです。」』

 

深いな-。        つづく


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2010年2月24日 (水)

『体温を上げると健康になる』・PartⅡ

『体温を上げると健康になる』の続編です。
 

 

現在、僕の平熱は36.6度~36.7度ある。

前に書いた、続・『サイバーヘルス(の効用)』を読み返すと

20089/18(木)の話で36.2度だったわけだから、

随分、平熱が上がったことになる(自慢です。

そしてこれは正当な自慢です。斉藤先生が言うには

「私はもともと平熱が低いんですよ」となぜか自慢げに

話す人がいるらしい。これは、不当な自慢です)。

 

『低体温は放っておくと、さまざまな病気を招くとても

危険な状態です(by Dr斉藤)』

 

考えてみると、去年は一度も風邪をひかなかった。

人間、変われば変わるものだ(以前は1年に2,3回は風邪か高熱

打っ倒れていた)。先生様の教えの通り、大量に飲んでいた

大好きなコーヒーを減らして白湯にしたり、

風呂の温度設定を41度にしたり、色々と試している結果だろう。

 

現在では、もう満足だけど師匠の話と斉藤先生の話を併用して

37度を目指したい(先生曰く、37.1度までは平熱だ)。

 

エッ!まだ読んでない人がいるって!

だから前にも書いたでしょ。

これは、読んでいないと人としてどうかの問題だって。

因に、僕の大好きなI川さんとフォアハンド命さんと和泉さんは

購入してくれたので、3冊も売れて僕は日本の景気にも

少々、役立っている・・・。

 

注)僕は決して斉藤先生の回し者ではありません。

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2010年2月23日 (火)

勝利を手にするためにひとつだけ判っている確実なこと

師、曰く

『勝つつもりになれば、誰でも勝てるわけではない。

ただ、勝つつもりでなければ、

勝つ可能性ははじめから無い。

 

勝者とそれ以外の人の違いは、たった一つしかない。

それは“考え方”です。』

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2010年2月22日 (月)

続・負けたくない・・・

Kは、そろそろ高校卒業後の進路を決定しなければいけない時期だ。

大学のテニス部に入部したとしても、

また同じことが繰り返されるだけだろうとKは懸念している

(その予想は恐らく正しい)。

 

進路決定の選択肢は、多いとはいえないがいくつかある

(最後はKが決めることだ)。

 

分かっていることは、ただひとつ。

 

僕とKは、世間のやり方に負けたくない。

 

それだけだ・・・(仮にKが世間のやり方を採用したら、

容易く勝てるようになるんだろーな)。

 

『思うようには いかないもんだな

呟きながら 階段を登る

 

何が真実か わからない時がある

夢にのり込んで 傷ついて知ること

 

伝えられない事ばかりが

悲しみの顔で 駆けぬけてく

 

心の鍵を壊されても

失くせないものがある

 

誰も知らない 涙の跡

抱きしめそこねた 恋や夢や

 

思い上がりと 笑われても

譲れないものがある プライド

 

CHAGE & ASKA 「PRIDE」より 』


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2010年2月19日 (金)

負けたくない・・・

育成(水曜日)のレッスンを終えて、

愛弟子K(高校二年生)とクラブハウスで語り合う

(メニューや内容はどうだったかとか、誰が頑張って

いるかとか等々。もちろん僕はお酒も添えて・・・)。

 

話は尽きずに、Kの高校のテニス部の練習にまで及ぶ。

 

テニス部の練習には、他のスクールでコーチしている

OBが練習を見にきてくれて熱心に指導してくれるという

(嫌な予感がする・・・)。

 

案の定、Kは僕の指導と真逆のことをOBに言われ続け

苦しんでいる・・・。自分のテニスを貫くと、

いちいち練習を止められてしまい、練習が機能しなくなるので

仕方なくOBの言うことを聞いて、そのやり方でやると

ベタ誉めされるらしい

(分かり易い図式だ)。

 

純真なKOBのやり方で打つたんびに

「コーチ(僕)の顔が浮かぶの・・・。」と

一筋の涙を流した(なんて可愛い娘だ)。

その一筋の涙は時間の経過につれ滂沱として溢れ続ける・・・

(カラダのどこに、よくもまあ、これだけの涙が

保存されているのだろうか?)。

 

OBが言うには、勝てる娘はみんなOBが言うやり方を

採用していて、みんながやっていることだと言い張る

(そんなの分かってるってば!)。

 

そして、「育成クラスを全否定されているみたいで・・・。」

と言ったKの「言葉」が僕の心に「五寸釘」となって突き刺さる・・・。

                   つづく

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2010年2月18日 (木)

フォアボレーの秘訣

脇(わき)を大きく開けて構える(テイクバックする)。

 

脇を閉めてフィニッシュしてもよし、

脇を開けてフィニッシュしてもよし、

脇をさらに閉めてフィニッシュしてもよし、

脇をさらに大きく開けてフィニッシュしてもよし。

 

これに尽きる。

 

はじめから脇を閉めて構えていたのでは道は開けない・・・。

 

日本のスポーツ界には、「脇を開けることはタブー」

という空気がまだまだ蔓延(はびこ)っている

(「脇が甘い」という言葉もあるぐらいだし・・・)。

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2010年2月17日 (水)

続々・『「できる」というレベル』

師匠が仰(おっしゃ)る通り、

「言葉で教えられて伸びる程度というのは、

次元の低いものになっている」ということに気づかずに、

「そこを非常に勘違いしている」人が僕の周りにたくさんいる・・・。

 

現代人は、『一を聞いて、あとは自分で「気付く」』という

作法をどこかに置き忘れてしまったのだろうか・・・。

 

教条的に教えたがる指導者や、

その教えを嬉嬉として受け入れ、

それで教わった気になって満足している人達を見ていると

僕は無性に淋しい気分になる

(「心」が嫌な汗をかいているのを感じる・・)。

 

世間では、「誰でもすぐに上手くなる○○○」とか

「劇的に○○○」みたいなフレーズの物言いが

幅を利かせているようだけど、いいですか、みなさん。

テニスは、そんなに簡単なスポーツではありません。

「技術の修得」というのは、

そんなに生易しいものではありません。

テニスは「自転車に乗ること」とは訳が違う。

もしどこかに、自転車の乗り方(例えば、「肘の角度は○度で、

脇は閉めて、ハンドルを握る時は力を抜いて」みたいな)

を他人に教わったおかげで上手くなったという人がいたら、

僕にその教え方を是非、教えて下さい。

おしまい

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2010年2月16日 (火)

続・『「できる」というレベル』

前回の続きです。

 

「テニスをすること」と「自転車に乗ること」を

比較してみたら「テニスをすること」の方が恐ろしく

難しい技術だということは、

言うまでもない(雲泥の差がある)。

 

「できる」というレベルに到達するまで、練習するしかない。

諦めたら、そこで終わりだ・・・。

 

話は飛ぶけど、僕がコート上で

あまり何も教えない(教えられない)方法を

(本能的に)採用していることも解説してくれていたので

ここに書き記しておきます。

 

師、曰く

 

『技は言葉や頭ではとても盗めるものじゃない。

昔から、芸術とか伝統工芸とか武術、武道でも

技を盗めと言いますね。盗むというのは眼で見て

それを感じ取るということです。ところが今は言葉で教える。

頭ですね。言葉や頭ではとても盗めるもんじゃない。

入力できる情報量がぜんぜん違います。

言葉で教えられて伸びる程度というのは、次元の低いものに

なっている。そこを非常に勘違いしている気がするんですね。

昔は日常でそういうものを見る眼というのが鍛えられていた。

だから、パッと見た時にものの本質が見えたと思うんです。』

つづく

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2010年2月15日 (月)

『「できる」というレベル』

「技術」というものは、一度身に付いたら

簡短には錆(さ)びないと、散々前に書いた。

だからこそ、僕はメンタル(心)コーチでもなく

フィジカル(体)コーチでもなく、

テクニカル(技)コーチでありたいと。

実際は、あまり何も教えない(教えられない)んだけど・・。

 

「技術」は錆びないことについて、

師匠が噛み砕いた文章で分かり易く説明してくれていた。

引用します。

 

師、曰く

『自転車に一度乗れるようになったら、

しばらく乗っていなくても必ず乗れます。

これが「できる」というレベルです。

すなわち、一度できると元にもどらないというレベルです。』

 

みなさんは、自転車に乗れるか?(テニスができるか?)

それとも自転車に乗れないか?(テニスができないか?)

 

どっちかな?

つづく 

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2010年2月12日 (金)

親御さんに贈る言葉・PART Ⅱ

師、曰く

『今のスポーツや武道は試合で勝つことを主体にしています。

ですから子どもは勝つことが強さであると勘違いしてしまい、

そこで芽生える衝突の心はいじめにもつながってしまうのです。

裏を返せば大人が子どもを守りきれてないということです。』


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2010年2月10日 (水)

親御さんに贈る言葉

子供のスピードは大人より速い

師、曰く

『たとえば156歳の娘が12時過ぎに帰ってきたとします。

「なんで遅くなった?」と言葉だけで言って、

もし逆に「何が悪い?」と口答えされたらそれで終わりです。

本気で「何で遅くなったのか!」と、子どもに対さない限り、

子どもは親の話など聞きません。

<気>がない見せかけだけの言葉には説得力はありません。

スピードが速い子どもはそれをすぐに見抜きます。

叱るにも愛情がなければ、同じ手を上げたとしても

攻撃になるのです。愛情があるとそれは調和になって

子どもは素直に受け入れます。身体で悟ったものは

無意識に二度としないようになるのです。子どもというのは、

相手の大人が心の通じる人間かどうかを知っています。

ですから通じる人には寄ってきます。そういう指導者に

ならないといけません。そういう先生、そういう親に

ならないといけないのです。「守ってあげる」ということは

そういうことです。』

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2010年2月 5日 (金)

いざこざ 第三話

神の御加護か?その電話によって、事態は収束に向かった。

まわりの好い人そうな仲間が

「もういいから行っていいよ。」と僕の背中を押した。

僕とABは、深く陳謝してその場を去った。

最後の最後まで逆上した男はAに罵声を浴びせ続けていた・・・。

 

しばらくすると、2人乗りの後ろに乗っていたC

ひょっこり現れ出て、一部始終を見ていたらしく

「平馬さんが来なかったら大変なことになっていましたよ」と

呑気に言った。一体、お前は何処に行っていたんだ!

AのためにBは土下座までしているというのに・・・。

もう、とっくに大変なことになってるってば!

 

警察を呼びに行ったはずのYちゃんはというと、

慌てふためき交番を探したものの見つからず終(じま)いで、

電話しても繋がらなかったと言って戻ってきた。

発信履歴を見たら100番だった・・・。

OHNO! あのね-。お巡りさんは、110番だっつーの!

余っ程、焦っていたんだろう。

でもね-、繋がらないはずないってば!

 

それから、人を轢いたというから

前輪がぶつかった程度だと思いきや

何と、物の見事にニケツの自転車は、

前輪と後輪で胴体を乗り越えたらしい。

ありえない。

1人ならまだしも2人分の体重で・・・。

そりゃあ、あっちも怒るって。

怖いお兄さん達の怒り様も分からないでもない。

やれやれ。

 

何はともあれ、暴力事件に発展しないで済んで

よかった、よかった。

帰り道、184cmの大きなガタイに生んでくれた母親に感謝した

あちらサイドも、学生を相手にしていると思ったら、

僕みたいなのが出てきたので面を食らったことだろう。

ジャージ姿に、黒の革ジャンを羽織り、

無精髭を多く生やした40前の僕は、

どこからどう見ても怖くて悪そうだったに違いない・・・。

おしまい

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2010年2月 4日 (木)

いざこざ 第二話

人集りに近寄ると、愕然とする事実が発覚する。

 

なんと、土下座している男(B)と自転車を支えて立って

絡まれている男(A)は同僚だ。

御開きしてからのこの短時間で何が起きたというのだ。

何事だろう?

 

仲間を見捨てるわけにもいかないので

躊躇(ちゅうちょ)なしで怯(ひる)むことなく、

「どうした?」と輪の中に入って行く。

相手は10人以上いる。

逆上している男達を見ていると最悪の場合、

乱闘騒ぎも免れないと思って、咄嗟の判断で

狼狽(うろた)えてオロオロしているYちゃんに

この場から離れるように伝え、

「警察を呼んでくれ」と頼んだ。

そしてYちゃんが遠ざかったのを確認してひとまず一安心。

女性に何かあったら大変だ。あとは、“なるようになれ”だ。

 

輪の中に入ると、地面に横たわっている男は、

暴力沙汰ではなくて酒に溺れ酔い潰れているらしく

嘔吐した汚物とともにネンネしていると判った。

更に、逆上している強面(こわもて)の23人以外は、

みんな好い人そうだと気付いた。

昔仲間の同窓会だろうか?

30歳位で人間模様にばらつきがある。

事情を聞くと、軽快に酔っ払った同僚のAC

自転車を2人乗りしている最中に、地面の男に気付かずに

轢(ひ)いてしまったという。

嘘だろ、オイ!気付けってば!まったく、もう!

何やってんだよ~。やれやれ。

 

信じ難い話だったので、Aに真相を確かめると

「轢いたのは事実だ」というので、悪いのはこっちだから

仕方ないと僕も覚悟を決めた。

諦めて、土下座しているBの隣に僕も土下座しようと

腰を下ろそうとした時に、相手の仲間の電話が鳴った。

理由は判らないけれど、その瞬間に空気が変わったようだ。

繋がらなくて待ち望んでいたらしい。

倒れている男と関係があるか何かだろう・・・。

                 つづく

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2010年2月 3日 (水)

いざこざ 第一話

登場人物

 へーちゃん(平馬)

 Yちゃん(上司)

 アルバイトコーチA(大学生)

 アルバイトコーチB(大学生)

 アルバイトコーチC(大学生)

この物語はフィクションではありません。

実話です。

 

年末恒例のタウンテニススタッフ一同で大掃除の後に忘年会。

二次会も御開きして、みんな良い気分でお店の前で解散する。

駅に向かう者、逆の方に帰路につく者、それぞれ散り散りになる。

「御疲れ様-。」

 

僕(へーちゃん)は、一年間、頑張ってくれた

アシスタントコーチの両腕二人と別れを惜しみ、

少しの間立ち話をしてから固く握手して、

きつく抱き合って別れる。

その直後に事件は起きる。

 

僕は、会計を済ませて出てきたYちゃんと

駅に向かって歩き始めると

何やら駅の方から馬鹿でかい怒鳴り声が聞こえる。

忘年会シーズンだけに、

酔っ払い同士でケンカでもやらかしているようだ。

声のテンションからすると相当派手だ。

夜ならケンカ位よくあることだし、駅に行きたいので

迂回するわけにもいかないし、野次馬根性も手伝って

遠くに見える人集(だか)りに進む。

 

遠くから目を凝(こ)らすと、一人の男が地べたに

横たわっている。

更に目を凝らすとその隣で一人の男が土下座をしている・・・?

又又、更に目を凝らすと自転車を支えて立っている男に

完全に逆上している男が、鼻先をつける勢いで

怒鳴り散らしている。

乱闘の末、一人がノビているのだろうか? 

                   つづく

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2010年2月 2日 (火)

さよならI澤さん

A特別クラスのワンシーン。

 

E子さん(僕の大好きな初老の奥様だ)が打つたんびに、

倒れるはずのない的がパタパタと立て続けに倒れる・・・。

 

非力なE子さんが打つ球は、

的までノーバウンドで届いていないので

ワンバンかツーバンで的に当たってしまったのだろう。

もしくは、隣の人が打った球が、フェンスに当たって

跳ね返って的に当たってしまったのだろう。

考えられるとしたらそれ位だ・・・。

 

話は飛ぶ。

 

僕の大好きだったI澤さん(初心、初級、初中級と僕が教えていた)が

昨年、ガンのためこの世を去った。

 

面白い話がある。

 

I澤さんの最期にE子さんが御見舞いに行くと

上がるはずのない心拍数が、突如上がったという。

それ程、2人は仲良しだったのを僕は知っている

(少々、だらしのないI澤さんの女房役を

務めているようにも見えて微笑ましかった)。

 

倒れるはずのない的が倒れ続けるので、

不思議がる僕のところにE子さんは寄って来て

「明日は、I澤さんの納骨式なの。」と嬉しそうに伝えた。

 

ハハーン。I澤さんが最後にE子さんに逢いに来ているんだ。

的の隣で胡坐(あぐら)を組んで、500mlのビール缶を片手に

赤ら顔で、E子さんが打った時だけ人差し指でツンツンと突っ突い

的を倒しては喜んでいたんだね。

 

僕にはそう思えてならない。

 

I澤さん、楽しい思い出をありがとう。

 

御冥福をお祈りします。RIP

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