さよならI澤さん
土A特別クラスのワンシーン。
E子さん(僕の大好きな初老の奥様だ)が打つたんびに、
倒れるはずのない的がパタパタと立て続けに倒れる・・・。
非力なE子さんが打つ球は、
的までノーバウンドで届いていないので
ワンバンかツーバンで的に当たってしまったのだろう。
もしくは、隣の人が打った球が、フェンスに当たって
跳ね返って的に当たってしまったのだろう。
考えられるとしたらそれ位だ・・・。
話は飛ぶ。
僕の大好きだったI澤さん(初心、初級、
昨年、ガンのためこの世を去った。
面白い話がある。
I澤さんの最期にE子さんが御見舞いに行くと
上がるはずのない心拍数が、突如上がったという。
それ程、2人は仲良しだったのを僕は知っている
(少々、だらしのないI澤さんの女房役を
務めているようにも見えて微笑ましかった)。
倒れるはずのない的が倒れ続けるので、
不思議がる僕のところにE子さんは寄って来て
「明日は、I澤さんの納骨式なの。」と嬉しそうに伝えた。
ハハーン。I澤さんが最後にE子さんに逢いに来ているんだ。
的の隣で胡坐(あぐら)を組んで、500mlのビール缶を片手に
赤ら顔で、E子さんが打った時だけ人差し指でツンツンと突っ突い
的を倒しては喜んでいたんだね。
僕にはそう思えてならない。
I澤さん、楽しい思い出をありがとう。
御冥福をお祈りします。R・I・P




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