2008.6/26(木)・2008.12/16(火)に続き、
3回目の「MEMENTO MORI」です。
死を想います。
僕の勤めるタウンテニスは、都内(練馬区)にあるものの
緑に囲まれ自然の香が漂う(色んな虫達と共生している。
偶にはタヌキも顔を出す)。
夏になれば、オムニコートのフェンスやネットに
蝉(セミ)の幼虫が羽化(幼虫から抜け出るセミは、
白というよりクリーム色がかっていて、とても神秘的だ)
するのを眼の当たりにして、間も無くすれば、
コート上は死んだ蝉だらけになる(少し大袈裟だけど・・)。
そして、プレー中にカナブンを踏み付けたりすると
自責の念にかられ、見たこともない虫に御目に掛かると、
一寸得した気分になる。
最近、(小)動物がコート上に死んでいる。
以前は、ごく稀のことだったけれど
ここのところ、何故か頻繁に続いた。
(小)動物とは何かと言うと、ネズミとハト。
ネズミは、リアルにそのまんまの姿でねんね(臨終)している
(除草剤でも口にしたのだろう・・・)。
ハトは、物の見事に胴体が無くなり、御丁寧に
頭部と内臓の一部が残り、
かなりグロテスクな状態になっている。
羽根が散乱してて格闘の後が見て取れる。
猫の仕業だろう・・・。
夜中、誰もいないテニスコートで平和に過ごしていたら、
猫に襲われたところを想像すると、
自然界の怖さを感じずにはいられない
(ハトが豆鉄砲を食らったような
表情を浮かべる余裕もなかったんだろう・・・)。
「今日も1日頑張るぞー!」と朝一番に
目をギラギラさせて登場する僕はそのたんびに面食らう
(まるで「生」と「死」が突然、化学反応をおこしたみたいだ)。
仕方無く、僕は1対1の「お葬式」をする。
それにしても、カナブンを踏み潰しても
即、立ち直ってケロッとしていたり、
ハードコートの雨上がりの水捌(は)けや
オムニコートの整備のブラシがけの時には、
アリの行列を一網打尽に皆殺しにしても平気というか、
気付かないフリをしているというか、気付かないというのに
(小)動物だとその死に対して
やけに痛みを感じるというのもおかしな話だ。
やっぱり、質量(質感)の問題もあるのだろうか?
朝、来てみたらゾウやカバが死んでいたら
どんな気分になるんだろう・・・。
話が逸れた。
まず僕は倉庫から大きめのシャベルを持ってきて、
決まった場所に行って穴を掘る。
そして、ハトだったりネズミだったりを土の中に埋めてあげる。
南無妙法蓮華経
1対1の「お葬式」だ。
虫だとへっちゃらのくせに(小)動物だとテンションが下がり
魂が消耗しているのを感じる(できることなら、もう1度
家に帰って目が覚めたところからやり直したいくらいだけど
レッスンの開始時間は「お葬式」なんかしてる間に
どんどん近付いてくる)。
仕様が無いから、無理矢理、テンションを上げて
レッスンをする破目になる。
その間、「死」を想い続ける。
そして強く「生」を感じる。
長い1日が終わる。
つづく
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